センターの動き

食品加工機器等操作(加工ライン)セミナーを開催しました。

2016年11月15日

加工ライン実験施設(ドライライン)を使用したさつまいもの一次加工について学ぶため,下記のとおりを開催しました。

なお、このセミナーは鹿屋市との共催で実施しました。

                              記

  1. 参加者 食品加工事業者等11社16名、鹿屋市職員3名
  2. 講 師 当センター研究員
  3. 日 時 11月9日(水)9:00~17:00
  4. 内 容 以下の工程を各班ごとにすべて実施 
  • トリミング作業(根菜類洗浄機)
  • ペースト加工(蒸し機、ミンチ機)
  • フレーク加工(ダブルドラムドライヤー)
  • 出荷作業(シーラー、金属検出機)
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洗浄したサツマイモの皮むき及びカット

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蒸し機(右上)にサツマイモを投入

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蒸したサツマイモをミンチ機でペースト化

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サツマイモペーストをダブルドラムドライヤーでフレーク化(シート状に排出(左下))

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個包装したフレークを金属検出機で検品

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食品加工機器等操作(アイスクリーム)セミナーを開催しました。

2016年10月13日

アイスクリーム製造の基礎知識及び製造技術の修得を図るため,下記のとおりセミナーを開催しました。

                              記

参加者 食品加工事業者,農業者等,21名(12社)

講 師 株式会社FMI ジェラティエーレ 矢内理史 氏

日 時 平成28年10月6日(木) 12:00~16:00

内 容 

  1. アイスクリーム製造の基礎知識(座学)
  2. 地元素材等を使用したアイスクリームの製造(実演・試食)
  • 使用素材:さつまいも,マンゴー,辺塚だいだい、トマト ほか

実演機器 

  1. アイスクリームフリーザー
  2. パステライザー
  3. ソフトクリームフリーザー ほか

研修協力 ホシザキ南九株式会社,株式会社FMI

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アイスクリーム製造の基礎知識(矢内氏による座学)

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アイスクリーム製造の実演

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トマト・バジルアイスクリーム

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製造したアイスクリームを試食(4種を食べ比べ)

 

 

 

 

 

 

平成28年度大隅加工技術研究センター運営協議会を開催しました。

2016年10月13日

平成28年度の大隅加工技術研究センター運営協議会を下記のとおり開催しました。

                記

○日時:平成28年7月12日(火)14:00~16:00

○場所:鹿児島県庁11-農‐1会議室

○出席者:県,市町,農業団体,食品加工事業団体,商工業団体,大学等の委員15名ほか

○議事:

  1. 平成27年度業務報告について
  2. 平成28年度業務計画について

○主な意見:

  • 加工ライン施設の利用促進が課題。貸工場的な利用はそもそも想定していないと思うが,施設を利用する期間を延ばすなり,弾力的な運用についても検討してほしい。
  • 水産物の加工については,水産技術開発センターでもオープンラボ方式で利用していただいているが,大隅加工技術研究センターには,最新鋭の機器も揃っているので,水技センターではできない食品加工について,個別に相談させていただきたい。また,水産を含めた食品加工事業者の相談等について,情報交換等させていただければと思う。
  • 工業技術センターは食品発酵の技術を持っている。今回初めて,公募型事業で,その発酵技術を使って大隅加工技術研究センターとともに採択を受けており,これを足がかりにして,第2,第3の共同での研究を進めていければと思う。
  • 鹿児島大学は9つの学部がある。この「医福食農連携」では,医学部,化学といったところとの連携も出てくるのかなと思っている。産学官連携センターには企業からの相談もあるが,大学の先生には向かない実用的な話の相談も多く,その際は,大隅加工技術研究センターを始め,各公設の試験研究機関を紹介するなどして連携してる。逆に,大隅加工技術研究センターで対応の難しい案件があれば,鹿児島大学にも紹介していただければと思う。
  • 事業者から,施設の利用について,センターで試作品づくりをする中でまたアイデアが浮かび,明日にでも別の機器を使ってみたいと思っても,また別途機器の申し込みが必要になり,次の日の機器の利用ができないという状況があると聞いている。是非そのような施設利用の際の運用改善ができないか。
  • 使用料,手数料の条例に反することはできないが,条例に反しない形で可能な限り弾力的な運用ができないか検討していただきたい。
  • 家畜糞尿の堆肥としての利用は進んでいるが,液肥としての有機質肥料はほとんど開発されておらず確立した技術がない状況である。今回のファインバブルのプロジェクトで開発された豚糞尿由来の液肥を,今後オーガニックでうまく活用できないか,農開センターとしても連携していきたいと思ってる。
  • 大隅加工技術研究センターでなされている基礎研究の情報が,なかなか末端まで伝わってこない。もしアドバイザー的な方が中間でいれば,雑談的なもので もかまわないので,こういう技術を今研究しているとか少しでも教えていただけると,末端の商品開発に生かせることが多々あると思う。
  • オキスの乾燥野菜は香港でも人気が高いが,海外で売るとなると鮮度の問題,そういうところをセンターでも取り組んでいただいて,今,日通とか郵船が常 温のコンテナでもチルドに近いような形で1週間鮮度保持ができるコンテナを開発中で実用に向けて進めているという情報もあるので,そういった方ともジョイントして,商品開発プラス鮮度保持を維持できる方式というのにも対応していただければと思う。 

○運営協議会議資料:

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第2回食のプロデューサー育成セミナーを実施しました。

2016年10月03日

第2回「食のプロデューサー育成セミナー(レベル1及び2)」を下記のとおり実施しました。

※ 本セミナーは,国家戦略・プロフェッショナル検定の一つである「食の6次産業化プロデューサー」を育成するために,都道府県の機関が直営で取り組む全国で初めてのセミナーです。

                              記

【レベル1】

  • 日 時    8月29日(月)9:45~16:00,30日(火)7:30~16:20,31日(水)9:50~15:10
  • 参加者数 農業者,食品加工事業者等 10名
  • 内 容    以下のプログラムについて講義,視察,実習により実施
  1. 鹿児島県の農業と6次産業化
  2. 食品加工(基礎)
  3. 農産物流通
  4. 食品衛生管理
  5. 食品加工・流通関連法規
  6. 成功している経営事例
  7. 農業生産

【レベル2】

  • 日 時    9月13日(火)9:45~16:00,14日(水)10:00~16:00,15日(木)10:00~16:00
  • 参加者数 農業者,食品加工事業者等 13名
  • 内 容    以下のプログラムについて講義,視察,実習により実施
  1. 6次産業化関連の法規・制度
  2. 食品加工(応用)
  3. 6次産業化事例の視察
  4. 事業計画の作成1(講義)
  5. 事業計画の作成2(演習等)
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加工実習(いちごジャムの試作)

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加工実習(高温高圧殺菌機でさつまいものレトルト殺菌)

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加工実習(煎餅焼き機でさつまいも煎餅の試作)

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6次産業化事例の視察(株式会社オキス)

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食品衛生管理(ホシザキ南九(株)による講義・実演)

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農産物流通(鹿屋丸果青果地方卸売市場の視察)

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事業計画の作成(エクセレントサービス社による講義・演習)

衛生管理セミナーを開催しました。

2016年10月03日

食品加工事業者等の衛生管理に係る知識・手法の向上を図るため,下記のとおり「衛生管理セミナー」を開催しました。

                              記

  1. 参加者 食品加工事業者等,25名
  2. 日 時 9月28日(水)13:30~15:30
  3. 内 容 

○食品衛生管理の基礎知識
・講師:大隅地域振興局保健福祉環境部衛生・管理課食品衛生係長 溝脇直規 氏

○HACCPの前提条件としての食品衛生7S
・講師:食品安全ネットワーク会長(角野品質管理研究所代表取締 役) 角野久史 氏

○事例報告(ISO22000の取り組みについて)
・報告者:株式会社鹿鳥食品取締役副社長 延時幸子 氏

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開会のあいさつ(大隅加工技術研究センター次長)

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衛生管理の基礎知識(溝脇直規氏)

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HACCPの前提条件としての食品衛生7S(角野久史氏)

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ISO22000の取り組み(延時幸子氏)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インターンシップを行いました。

2016年09月20日

  1. 参加者:鹿児島純心女子大学看護栄養学部健康栄養学科の生徒1名
  2. 期間:平成28年9月5日~9月9日(5日間)
  3. 場所:大隅加工技術研究センター
  4. 指導内容:下記について座学及び実習により実施

1日目

  • 県職員の服務規律
  • 当センターの研究及び企画支援業務
  • 食品成分の高速液体クロマトグラフ分析

2日目

  • 加熱水蒸気処理装置を用いた食品加工の試作
  • CA貯蔵中の庫内雰囲気ガス(酸素,二酸化炭素)の分析

3日目

  • 微生物検査の手法
  • 高圧処理など新たな殺菌技術

4日目

  • でん粉を利用した加工食品の試作
  • 食品の乾燥技術(フリーズドライ)

5日目

  • 食品の乾燥技術(真空フライ)
  • 研究報告まとめ
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トマトジュース中のリコピン含量分析(高速液体クロマトグラフ使用)

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加熱水蒸気処理したばれいしょペーストの調整(過熱水蒸気処理装置使用)

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CA貯蔵庫内の雰囲気ガスの分析(ガスクロマトグラフ使用)

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加工食品の水分活性測定(水分活性測定装置使用)

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高圧処理による殺菌技術(小型高圧処理装置使用)

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さつまいもでん粉を利用したスティック菓子の試作(パスタマシーン使用)

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さつまいもの真空フライ(真空フライヤー使用)

加工機器等トライアル事業出展企業募集について

2016年07月28日

 大隅加工技術研究センターでは,食品加工機器等を取り扱う企業等の皆様が新たに開発した加工機器等を展示し、試験的操作・利用を通じ、その性能や特徴、導入効果等の情報をセンター利用者に提供するとともに、利用者の感想等を企業等に還元することにより、地域ニーズに合った機器等の開発促進を図るために,加工機器等トライアル事業を実施しております。

 加工機器等を取り扱っている企業で展示できる機器をお持ちの方,または加工事業を行っている方で「このような機器を展示してほしい」「紹介できる機器メーカがある」といった情報をお持ちの方は,是非当センターにご連絡ください。

 詳しくは,当センターのホームページ(トライアル企業募集)をご覧ください。 

 →http://www.oosumi-kakou.com/trial/

 

新商品(インスタント野菜スープ「VegeTant(ベジタント)」)を試験販売します。

2016年07月27日

 大隅加工技術研究センターでは,食品企業や消費者のニーズにマッチした技術開発を,民間企業と一体となって取り組む「共同研究」を進めています。
 今般,株式会社オキスとの共同研究により開発した,インスタント野菜スープ「VegeTant(ベジタント)」を試験販売しますので,是非ご賞味ください。

1 商品名:インスタント野菜スープ「VegeTant(ベジタント)」

2 商品の特徴:

  • 鹿児島産産野菜を使用(キャベツ,にんじん,エノキダケ,しいたけ,ほうれんそう)
  • フリーズドライ製法により,具材本来の味・色・香りが楽しめる低カロリースープ(45kcal/食)

3 商品の販売時期:8月1日(月)~

4 内容量:3食(12.5g×3食)

5 販売価格:800円(税抜)

6 販売場所:

  • かご市(鹿児島市)
  • KITADA SARUGGA(鹿屋市)
  • ※ その他の店舗でも販売拡大予定

7 その他:同共同研究で開発し先行販売した「明日のおやつシリーズ(4種)」も好評販売中

8 商品・販売に関する問い合わせ:

  • 株式会社オキス(〒893-0131鹿屋市上高隈町1910-3)
  • TEL:0994-45-2508 FAX:0994-45-2034

9 商品画像

オキススープ中身圧縮 オキススープ外装圧縮

石碑「場跡」を修復しました。

2016年07月25日

 大隅加工技術研究センター及び農業開発総合センター大隅支場の正門横にある倒壊した石碑を、このたび修復することができました。
 この石碑は,この地が、昭和16年4月に開設した「県立農民道場」の跡地であることを記念し,昭和51年に建立されたもので、台風等の影響から倒伏し、一部崩壊していたものです。

沿革(石碑から抜粋)

  • 昭和16年4月:県立農民道場として開設
  • 昭和21年4月:開拓修練農場に改称
  • 昭和24年4月:経営伝習農場に改称
  • 昭和35年4月:県農村センター(牧園町)の開設に伴い,これに統合移転し,青年実験農場となり,同農場の串良農場となる。
  • 昭和39年5月:同農場を県農業試験場鹿屋支場付属農業機械化実験農場へと引き継ぐ。
  • 昭和47年4月:同農場へ県農業試験場鹿屋支場(鹿屋市札元)が移転し,県農業試験場大隅支場と改称し(※1)、現在の県農業開発総合センター大隅支場に至る。

※1:県農業試験場大隅支場試験研究業績集(創立80周年記念)から

集合

作業に携わった職員で記念撮影

拡大

上段には場跡の場名が記載され、下段には沿革が記載

全景

もともと設置されていた正門横から、大隅支場本館前へ移動(奥の建物は大隅加工技術研究センター)

 

 

食品加工機器等操作(真空フライ)セミナーを開催しました。

2016年05月17日

真空フライヤーの特徴及び加工技術を学ぶため,下記のとおりを開催しました。

                              記

  1. 参加者 食品加工業者等,5社6名
  2. 講 師 (株)アトラステクノサービス代表取締役、当センター研究員
  3. 日 時 5月12日(木)13:30~15:30
  4. 内 容 
  • 座学:真空フライの技術について(13:30~13:45)
  • 実習:野菜等(さつまいも、かぼちゃ、らっきょう、にんじん)の真空フライ(13:45~15:30)
  • 使用機器:真空フライヤーB((株)アトラステクノサービス・1kgバッチ特性)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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